
「集中力」平元文雄
先日の日曜日、草津のパナソニックグラウンドで紫香楽カップがあり、3年生が参加しました。4試合したのですが、ずっとキーパーをした神田くんのプレイが光りました。
彼はキーパーですので、チームのポジションの中で一番後ろに位置します。でも、得点が入るたびに、真っ先にキーパーのポジションから、その得点者に握手をしにかけよりました。
その行為も素晴らしいのですが、それ以上に、その得点者を間違わないで、その得点者のところにかけよるのがすごいと思いました。
得点のシーンを見定めるには、キーパーは一番遠いポジションです。私なんか、ベンチにいても、得点者がわからなくて、「いまのだれがきめた」とベンチにいるコーチや子どもたちに尋ねることがよくあります。
彼は数回、得点者を迎え入れる握手をしたと思いますが、一度も得点者を間違えていませんでした。
これは試合に集中していないとできないことです。彼は片時も目を離さず、ボールの行方を追っていたのだと思います。
そのことはキーパーでも相手がシュートをする前に出ていってボールをとめたり、自分の足に当ててシュートを防いだりという状況判断やポジション取りの良さに表れていました。
サッカーでは足元の技術も求められますが、それ以上に状況判断が求められるスポーツです。今は前に出て相手より早くボールにさわろうとするのか、それとも今は待って、じっくり相手についていくのかなどです。
その基本となるのが集中力です。おそらく彼はキーパー以外のポジションをしても、きっちりそのポジションの役目をこなすだろうと思いました。
いいプレイを見させてもらいました。
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藤田コーチ (火曜日, 14 7月 2015 21:03)
GKから声は小さかったですが、声の内容はよく見てるな、関心しました。
よく見て分析して声を出してましたよ。
これからも続けて下さい。そのうち、声も大きくなりますから。