
「真骨頂」平元文雄
「真骨頂」難しい言葉です。「しんこっちょう」と読みます。日常会話の中では、あまり使われません。この言葉の意味は、私はいい意味でのその人の持ち味かなと思っています。
さて昨日、U-12リーグの後期最終節の試合が甲南ハートヘルスグラウンドで行われました。
菩提寺も2試合したのですが、私は第1試合の始まる前にこんな事をしました。子どもたちに30秒ぐらい目をつぶらせて、「誰にでもいいところはあるね。サッカーをしてきて、自分のいいところ、自分のいいプレイはどんなところか考えてごらん。一つでもいいよ。サッカーで思いつかなければ普段の生活の中でもいいよ」と。
子どもたちは30秒後、目をあきました。
自分のいいところを言うのは恥ずかしいかもしれないけれど、思い切って言ってごらんと言って、子どもたちを指名しました。
ワダハルくんは、「相手の裏を取るパス」と言いました。私は、「よく声を出すところ、忠実なカバーリング」を付け加えました。
GKのケンシンくんは、「ボールを体の正面でキャッチするところ」と言いました。私は「そうだね」と返答しました。
みんなは次に自分が当たるかなと緊張していました。みんなの思いを聞きたかったのですが、試合前で時間がなかったので二人にとどめました。そして、自分のいいところをグラウンドの中で、ベンチにいる子はベンチでしっかり出そうと言って子どもたちを送り出しました。
自分のいいところを前面に出すことは大事です。それと同時に人のいいところも理解し、認め合い、試合や生活の中で活かしていけるときっといいチームになっていくと思います。
強いチームもいいけれど、やっぱりいいチームに育っていってほしいと思いました。
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